筋膜について③

筋膜治療によって起こる体の反応についてのまとめです。

筋膜治療の目的としては

ヒアルロン酸の粘性を戻してベトベトになっているものをスベスベにする事が目的になります

それには温度の関係が重要で34°~40°程度でゲル状からゾル状になると言われています

実際には熱のみでは深筋膜の滑走性は改善しないとの報告があり、滑走性を改善するためには刺激が必要(摩擦刺激)になります

摩擦(刺激+熱)を加えることによって、ベトベトなヒアルロン酸によって癒着していた組織を剥がす事ができて、ゾル状のヒアルロン酸になります

摩擦の熱が発生するのは約3分といわれているので、3分程度刺激を加えます。深筋膜は3層構造(縦横斜)なのでいろいろな方向に動かすようにします

摩擦の熱が発生しているので炎症反応が起きます。約2~3日で治るが、患者には伝えておく必要があります。

筋膜の施術によって起こる身体の変化になります。

 

実際に筋膜の施術を行うには、この知識を知った上で筋膜のラインなどを勉強して現場に活かすということになります。

 

筋膜には受容器がたくさんあるので、外傷をみる機会が多い、セラピストには必須の知識かなと思いました。

 

ではまた。